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21、3 ...
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葵は穏やかに激しいことをいう宗聖を振り返って見つめた。激しすぎる告白。思わず身体が逃げそうになる。それを意志の力でこらえて葵は震える声で宗聖に告げた。
「私は・・・まだ世間知らずで、子供で、でも・・・」
「でも?」
「宗聖さんの側にいたい・・・」
葵は自分の告白に赤面した。
「あおい・・・」
宗聖は葵をしっかりと胸に引き寄せて抱きしめると、葵を振り向かせ口付けをする。その間にも片手は葵の□□へと回り込み、愛撫を始める。欲望に疼き始めた下半身が葵に向かって主張する。我慢できなくて葵を立たせそのまま浴室の壁に押し付けた。
感情の昂ぶった表情を愛しみながら宗聖はゆっくりと葵の中に侵入しはじめた。葵の片足を抱えしっかりと昂ぶりを収めると、葵の中を味わうように探る。
「しゅうせいさん・・・」
「葵、お前は俺のものだ。俺はお前のものだ。だから離れるな、ずっと必ず守ってやる・・・」
宗聖は汗をしたたらせながら葵を抱いた。激しい行為に葵の体が浮く。先ほどとはまた違って、葵は宗聖と重力に閉じ込められて翻弄された。
身体がバラバラに飛び散りそうな感覚が走ったとき、葵の中で宗聖の何かが強い刺激をもたらした。
「あぁ・・・・」
今までにない艶のある吐息が葵の口から漏れた。
「葵、すごくたまらない・・・」
宗聖の切ない声が葵を更にあおる。
「だめ・・・もう・・・」
葵は今までにない感覚に取り込まれて、激しく痙攣した。
「葵、感じて、そのまま・・・」
「はぁ・・・ん・・・」
「いいよ我慢しないで・・・」
「はっ・・・あー・・・」
葵が悲鳴のような声と共に宗聖のうでの中でくず折れた。
宗聖は一旦身体を引き、ぐったりとした葵をベッドに運んだ。寝かせてからそっと身体を拭く。
「葵・・・」
静かに囁かれ頬をなぞる宗聖の手に意識を取り戻した葵が、覆いかぶさるようにして見下ろしている宗聖に微笑みかける。
「宗聖さん・・・・」
「葵、俺を受け入れられるか?」
宗聖は小さくうなずく葵の唇に優しくキスをしながら、一度中断した行為を継続させるべく葵の身体に分け入った。
宗聖はゆっくりと葵の中を確かめるように進んだ。
もう言葉のいらない世界・・・
翌朝、体に残る鈍痛を意識しながら葵は宗聖が運転する車の助手席に落ち着いた。
そのまま鎌倉に戻ると思っていたら、宗聖は途中で脇道にそれ別荘地が点在する温泉地に向かった。
宗聖は小さな一軒家の前に車を停めた。
車の音に家人が出てきた。隠居するには早い、まだまだ現役で通りそうな迫力を残した60代とおぼしき男性だった。
宗聖は黙って車をおり、その男性に近づく。
2人は黙って見詰め合ったまま数秒すぎた。
そしてニヤっと笑った初老の男性の顔をみて宗聖も破顔する。何かを会話している2人は揃って車内にいた葵に振り返った。葵はそうするよう期待されていると思い、車外に出た。
「父さん、葵だ」
「そうか」
「宜しくな」
「うむ」
葵を側に引き寄せ、宗聖は父だと紹介する。思いがけない対面に葵は恥ずかしくなった。
「山下・・・葵です。宜しくお願いします」
丁寧に頭をさげる葵に宗聖の父親は、うれしそうに顔をほころばせ「こちらこそ」と声をかける。
それから宗聖に向き直り「熱海には?」と問いかけた。
「うーあーこれから」
「秋芳にやり込められたか?」
「んーまあ」
「あいつはお前にだけは甘いんだが、お前にしか甘えられないんだ。許してやれ」
「わかってるって。んじゃ、帰るよ。今日は葵を見せたかっただけだから。そのうち落ち着いたら、またくるから」
宗聖が言う「落ち着いたら」に父親はわかっていると頷いた。
「お前も気をつけろ。このお嬢さんを困らせるなよ」
「ああ、じゃまたくるわ」
葵は今一つわからない2人の会話を聞くとはなしに聞いて、首を傾げながら宗聖に促されるまま車中の人となり帰途についた。
実家で荷物をまとめる時間だけを貰い、そのまま鎌倉に、宗聖の家に、車は向かった。葵を部屋に送り届ける気持はさらさらないようであった。