晋江文学城
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20、2 「お願いで ...

  •   「お願いですから、おろしてください」
      「だめだ。このまま」
      宗聖は葵の下腹部に手をすべらせ、下着の淵に沿って指を這わせた。葵は腰をしっかり抱き寄せられていて身動きが思うようにできない。
      宗聖の指が下着の上から更に滑り降りた。両脚を開いて座らされている葵には逃げ場もない。
      意思があるような硬い指にゆっくりとすりあげられ、葵は痺れるような疼きを感じた。
      「はぁ・・・ん」
      「葵、感じてるね」
      「いや・・・」
      宗聖の指はゆっくりと奥へと進みまた手前に引き返してくる。薄い布が何の役割もはたしていず、むしろ布越しであるからこそ感覚が鋭くなっている。
      「葵、出来るか?」
      そういいながら宗聖はスラックスの前を緩め、興奮している自分自身を葵の身体に添わせた。
      「・・・」
      指とは違う熱く震える昂ぶりを感じて、葵は宗聖にしがみついた。まだ彼自身を見止める勇気はない。その葵の行動に宗聖は「クック」と笑いながら葵の下着を無理やり引きちぎり、あらわになったそこに自分自身をあてがった。
      そのまま葵は下から突き上げるような痛みと快感に包み込まれた。
      「あ・・・」
      「葵、苦しいか?」
      思いがけない刺激に葵は無意識に腰を浮かせていた。
      「・・・」
      「ゆっくり腰を下ろして・・・」
      宗聖は無理強いをせず、細い腰を抱くとゆっくりと葵の身体を引き下げた。
      それは葵自身によって宗聖を受け入れる行為。身体の奥から痺れるような感覚が襲ってくる。完全に宗聖を受け入れ包み込んだと自覚した瞬間、葵の身体は一気に燃え上がった。
      「はあ・・・」
      「葵、そんな締め付けるな。俺が苦しい・・・」
      宗聖の言葉は聞えていた。だが葵の身体は一気に熱を放ち、体温が上昇していく。先ほどまでは心地よかったエアコンの冷気もなんら役目を果たしていない。
      燃え上がり昇りつめようとしている葵を、宗聖はこのままイカセテやろうとしっかりとその腰を掴み下から突き上げた。ほんの数度で葵は上体を反らせ、細く高い声を漏らしながら、果てた。

      汗にしっとりと濡れた身体を抱き寄せしっかりと抱え上げると、宗聖は立ち上がりベッドに向かった。下半身にまとわりつくスラックスを脱ぎ捨て、葵を離さないようにしながらベッドに横たわると葵の足に絡まったままの下着の残骸を取り去り、自分も□□になる。
      荒い息を弾ませて宗聖を見あげる葵に深く口付けをしながら、宗聖は自身を解き放つための行為に及んだ。
      葵の体が新たな刺激に震え、しっかりと抱え込む逞しい身体に縋りついた。
      「あっ・・・・しゅうせいさん・・・」
      「葵、お前だけだ・・・俺にはお前だけだから・・・」
      宗聖の言葉が葵を浮き上がらせる。激しく熱い告白に葵は全身でこたえた。
      「あおい・・・」
      宗聖の言葉は葵の腕の中に吸い込まれていった・・・。

      花火も既に終わり、冷気がしっかりと冷気として感じられるようになった頃、宗聖は葵の身体を離した。
      半分まどろんでいた葵は、宗聖のその行為に意識を覚醒させた。
      「葵、起きられるか?」
      「ええ」
      「シャワー使うか?いや風呂のほうがいいだろう?ちょっと待ってろ」
      宗聖は□□のまま浴室に向かう。

      お盆休み、実家でくつろいでいた葵を箱根に連れ出した宗聖は、1泊するぞ、と言ってそのままこのリゾートホテルに連れて来た。シーズン中で、ましてや花火大会の夜にこんな良い部屋が空いていたわけがない。宗聖がなぜこの部屋を取ることができたのか聞いたほうが良いのかどうか戸惑ったのは最初だけだった。
      体に残る熱い感覚と宗聖が残した香りに包まれながら、宗聖がかけてくれたシーツにくるまれて葵は言い知れない幸福感に酔った。

      「風呂に入るぞ」
      いきなり声をかけられ起き上がろうとした葵は、シーツをはだけられいきなり宗聖の腕で抱き上げられた。
      「やだ、私重い・・・」
      「大丈夫だ。お前ぐらい抱えられなくてどうする」
      「恥ずかしい・・・」
      「お前は恥ずかしがってばかりだな。最もそれがいいんだけどな」
      葵は大きな湯船におろされた。すぐ宗聖も横に入りそのまま身体を沈める。引っ張られて葵もその場にしゃがみこむ。
      「おいで」
      宗聖はかたくなっている葵を抱き寄せる。熱すぎない湯は、湯の花を浮遊させながら葵の肌をすべり、静かにあふれた湯が湯船の淵を越えていく。宗聖は葵の身体を両脚の間に据え後ろからしっかりと抱え込んだ。葵の膝を立てさせ、その膝ごと抱きしめる。うなじや肩にキスをしながら宗聖が問いかけた。

      「葵・・・俺のこと好きか?」
      「えっ・・・?」
      「俺は葵が好きだ。好きで好きでたまらない。できれば俺のなかに閉じ込めてしまいたい」
      「宗聖さん・・・」
      「でも葵がしたいこと、望むことは全てさせてやりたい。変だろう?でもこれが俺だ。お前を縛りつくしてお前が息苦しくなるかもしれない。それでもお前を自由にしてやる度量は俺にはない。だからお前はもっと言いたいこといっていいんだぞ。そうしないと俺にがんじがらめにされる」

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