晋江文学城
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19、1 ...

  •   夜空に青白く輝く大輪の花、開いては消え、消えてはまた現れる。色はイエロー、レッド、ホワイトと様々に煌く。
      箱根の夏を彩る花火が今正に打ち上げられていた。

      日曜日、ちょうど新月と重なった夜、星の輝きが落ちる夏の夜は闇が至高のキャンバスに変わる。シャッターでは捉えきれない瞬間の瞬きが押し寄せた観光客を見下ろし、その炎の先を闇に溶かす。地上の人々を酔わせながら、かといって人々には近づかない、凛とした華は闇の空中でのみ、その艶やかさを誇り、競う。

      「宗聖さん、おろして・・・」
      「だめ」
      「だって恥ずかしい・・・」
      「だめだよ。おろしたら葵が花火を見られない」
      「・・・ここでなくても花火は見えます」
      「俺の側では花火は見たくない?」
      「そんなことでは・・・」
      「葵、俺は花火をお前に見せたくてここに来たのに、お前は見たくなかったか?」
      「ですから・・・」

      顔を赤らめて宗聖に頼み込んでいる葵は、窓を背に出窓のスペースに腰掛けている宗聖に抱え上げられていた。しかも宗聖をまたぐように座らされている。
      冷房で冷やされた部屋は明かりを落とし、窓越しに夜空に開く大輪の花火を充分に楽しめるようにしてあった。
      が、その花火を見ようと連れて来た本人はその窓を背にして座り込み、花火を見せたかった葵を膝の上に抱え上げている。

      最初はそうではなかったのに、花火が始まって見とれていた葵の体を抱き寄せると、片足を持ち上げ宗聖をまたがせるようにした。
      そして今、おもむろに葵が身に着けていたワンピースの背に手を回しファスナーを下げる。
      しっかり抱きしめられていた葵は逃げることも抵抗することもできない。
      「やだ・・・」
      「いいから、ゆっくり花火を楽しんで・・・」

      そういうと宗聖は葵の腕を引き抜き、ワンピースをウエストまで押し下げて露になった葵の胸に顔を寄せる。
      葵は宗聖の肩越しに煌く夜空の花をおぼろげにみていた。意識は宗聖の手と唇に捉われている。
      1週間前の日曜日の朝、葵は宗聖を受け入れた。恥ずかしくて逃げたかったのに、身体は宗聖を嬉々として受け入れていた。宗聖は初めての葵をこの上なく優しく慈しんでくれた。
      好きとか愛しているとかの言葉はなかったけれど、「お前を守る」という言葉が葵を満たした。恋愛や性に対するなんの準備もなかった葵が、境遇も世界もましてやよく知っているとも思えない宗聖に、なぜかこだわりなく身体を許せたのは、どこかで信頼に足る男だと、自分を大事に思ってくれる人なのだとわかっていたのだと思う。

      葵もまだ宗聖には何も告げていない。問われないから・・・・

      「あ・・ん」
      宗聖が胸の頂を口に含んだ。
      既にブラも外され宗聖の眼前には素肌の上半身がさらけ出されている。
      「葵・・・」
      「・・・はい」
      「花火はきれいか?」
      葵は意識の全てを宗聖の唇に集中させながら、やっと窓越しの闇をみやった。花火は花ではなくすだれの様に美しい白い輝きが夜空を切っていた。
      「ええ・・」
      「俺の分も楽しめ」
      そういうと宗聖の唇はまた硬くなった頂を口に含み、リズミカルに愛撫する。
      「宗聖さん・・」
      「ん?」
      「・・・」
      「どうした?」
      □□の合間に顔を埋め、唇でキスをし、舌を這わせる宗聖に葵の身体がどんどん煽られていく。
      「お願いですから、もう・・」
      「もうナニ?」
      「おろしてください」
      「だめ」
      「恥ずかしい・・・」
      「誰も見ていない。お前はゆっくり花火を楽しんでいればいい」
      そういうと宗聖は腰に溜まっていたワンピースの裾に手を伸ばし、そのまま持ち上げると葵の身体から一気に取り去った。
      葵は下着1枚だけで宗聖の上に座らされることになった。先週もこんなだった。あの時は葵の願いを聞き入れてくれたのに・・・・

      宗聖は恥ずかしさで真っ赤に顔をそめている葵を仰ぎ見ながら、片手で葵の腰を抱き、片手でシャツのボタンをゆっくり外していく。徐々に顕わにされる陽に焼けた男の肌を葵は目のやり場に困りながらも、視線を外せずにいた。
      「葵、花火より俺の方がいいか?」
      「そんな・・・」
      葵は困ってしまって顔を背けた。
      「だったら見ていろ」
      宗聖は葵の頬に手を添えると自分の正面に向けさせる。
      「ずっと俺だけを見ていろ」
      宗聖は葵の身体を抱き寄せていた手を離し、両手でシャツのボタンを全部外した。そのまま脱ぎ捨てる。宗聖は手ではなく瞳で葵を抱きしめ少しの身じろぎも許さなかった。

      葵は宗聖の肩に腕をまわしたまま、宗聖の膝の上から降りようともせず黙ってみていた。
      華奢で色白の葵とはことなり、照明を落とした部屋の中でも陽に焼け逞しさがハッキリわかる筋肉質の宗聖の身体。美しいと思った。
      「葵・・・」
      逃げない葵を宗聖がまた抱き寄せた。
      素肌が触れ合うのは今日でやっと2度目。
      葵は抱き寄せられピッタリと吸いつく熱く硬い肌を、息を詰めて感じ取った。
      「葵、すごくいい・・・このまま・・・」
      宗聖が何をいおうとしているのか、経験の浅い葵でも理解できた。座らされた体の下で男の身体が息づき始めている。その感触は先ほどから葵をも昂ぶらせていた。

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